ブックスタート研修会 in 東京

NPO法人ブックスタート の研修会に参加してきました

内容は、ブックスタートの内容紹介、イギリスでのウェンディさんの活動のきっかけ、日本での活動と運営について(2001年4月設立)
絵本を入れられるトートバッグに絵本(行政が選定したもの、NPOを通して購入)パンフレット、図書館の案内、赤ちゃんと参加できるフォローアップ講座などの資料をいれて、それを各赤ちゃんに手渡す。その際に必ずボランティアが読み聞かせをしてあげる、お母さんの相談に応じる、お母さんの育児をほめるなど、はげますようにする
自治体により様々な月零で実施しているが、検診時が全員に渡しやすい。北海道恵庭市は9−10ヶ月検診。予算により、絵本の冊数が違う。数年1−2年ごとに自治体は選定本を換えている


ブックスタート事例紹介
1北区
2002年から準備を始め、2003年から事業を始めた東京都北区の取り組み紹介
図書館、保健センター、ボランティアグループ(委託)の3者が協力してとりくんでいる。3会場で月2回、年間約70回実施
(3,4ヶ月児健康診断で待ち時間中に実施)


立川市
2007年8月から事業を始めた東京都立川市の事例
子育て推進課と保育園(初年度)市民ボランティア(市が募集し講習を受けた後2班に分かれ、どの班も月一回協力。
年間およそ24回実施の(3,4ヶ月児健康診断の終わった親子から実施)
およそ95%ぐらいが受け取っている(3月の地震のため、3月検診が翌年度に繰り越されたので、90%だった)
事業計画には、図書館が入っていないので、今後の課題


感じたこと
本を手渡すのはボランティアなので、育児や保育経験があり、お母さんを温かく励ますことのできる女性が中心。ブックスタートはお母さんに喜ばれるだけではなく赤ちゃん自身が喜んでいる。検診の雰囲気も柔らかくなってきた。絵本を読むスペースが、友達つくりの場ともなってきてすばらしい。フォローアップをしっかりやっていき、3歳児にも又本をプレゼントするなどして、積極的に子どもの健全育成に取り組む姿勢はすばらしいと思った

ブックスタートの選考会議を経て選ばれていた20冊の本(展示あり)
1もこもこもこ 谷川俊太郎 ぶんけい 1243円
2じゃあじゃあびりびり まついのりこ  600円
3がたんごとんがたんごとん 安西水丸  700円
4ここよここよ012  かんざわとしこ文 やぶうちまさゆき絵700円
5かおかおどんなかお 柳原良平 こぐま社800円
6おつきさまこんばんは 林明子 福音館 700
7ぽんぽんボコボコ 長谷川義史絵 金の星社850円
8ととけっこうよがあけた 小林恵美子 ましませつこ こぐま社 700円
9くだもの 平山和子 福音館 743円
10とってください 福地信夫 福立伸夫 700円
11いないいないばあ まつたにみよこ福音館700円
12おかあさん、どーこ わかやましずこ童心社 714円
13バナナです 川端誠 文化出版 600円
14あそびましょ 角野栄子作 大島妙子絵 750円
15ごぶごぶ ごぼごぼ 駒形克巳 012 700円
16ぴよーん まつおかたつひでポプラ社 780円
17ぺろ ぺろ ぺろ 長新太 BL出版
18あけてごらん(ブルーナ本) 講談社500円
19ねんねんねこねこ ながのひでこ アリス館
20おたんじょうび まついのりこ 500円




午後は講習分科会1
赤ちゃんと絵本 わらべうたを楽しむために 荒川薫
前半は赤ちゃんにむいた絵本の選び方、読み方

後半はわらべうたの紹介と練習