2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

まどみちお作詞 大きい木

大きい木という曲が有ります。 子どもが幼稚園で教えて頂き、園では折に触れて親子でも歌えるようにして下さいました。 詩に著作権があるので、こちらに載せることをはばかられるので、どうか捜してみて下さい。素直な心と目でおおきな木を見ると、こんなに…

おおきな木

シェル シルヴァスタイン作 ほんだきんいちろう訳 篠崎書林The Giving Tree (1964)この本も、在日アメリカ人の友人(既に帰国)が19年前の私に見せてくれた本である。 見せてくれて、日本語版が有るよ、と教えてくれた。たまたま版元に在庫がなく(197…

書を捨てよ、街に出よう

書を捨てよ、街に出よう と寺山修司は言いました。 誰よりも本の虫な彼が何故そういったのか。 わたしにわかるかしら絵本を読んだり、児童文学に触れているとそのファンタジーの中には基礎知識が無いと読めないものがずいぶんある。 辞書や図鑑でわかること…

ハリーポッターを伝えたい

1997年の秋だった。 アメリカで子ども時代を過ごしたという友人が私たちをthanksgivingに招いてくれた時、HarryPotterのペーパーバックを貸してくれた。「すっごく面白いし、多分、辞書無しで読めるから」「うん」 ホントは、大学の授業以来自分の楽しみのた…

ネシャンサーガ

ラルフ・イーザウの書いた作品の中では、失われた博物館の記憶が人気はだんトツだと思う。 しかし、私はネシャン・サーガを推したい。 厚い単行本で三冊はおとなでも骨の折れる長さだけれど、三巻までくるとようやく伏線が急に水を得て伸び始めた蔓草のよう…

ジョン・バーニンガム

バーニンガムは、劇を見ているような絵本をつくれるひと。イギリス生まれ、作品多数。ケイト・グリナウェイ賞を2度受賞した人(そんな人、いないです)ハプニングについて思うこと。 ものすごく昔、幼稚園の先生が言っていた。夏休みにお出掛けして親の思う…

ねぎぼうずのあさたろう

飯野和好さんのイラストを初めて意識して見たのは、おそらく学生時代、森瑶子さんの作品に描かれた女性のイラストを通してだったと思う。森さんと飯野さんのイラストは私には切っても切りはなせないものだった。週刊文春の森さんの連載やマガジンハウスの雑…

まだらめ三保さん

まだらめ三保さんというお名前をはじめて意識したのは、横長の装丁の機関車の絵本のシリーズ、三だいの機関車や機関車トーマスのシリーズの絵本(イギリス原作)が人形アニメーションとなって、その写真絵本「きかんしゃトーマスのアニメ絵本」が発売になっ…

あかちゃんとおかあさんとえほん2

今日は11組の赤ちゃんとお母さんのまえで絵本 私に絵本を読んでもらうのは初めての赤ちゃんたちばかり。幾つかの意味を持たせて、絵本を選んでみた。最初に育児の悩み事を話し合い、その後絵本とする。いないいないばあ 松谷みよ子 ノンタンいないいなーい …

ポーランドの文学より

美しいハンナ姫 マリアケンジョジーナ(1905-78)作(再話?)足達和子訳 岩波少年文庫153美しいハンナ姫 盗人のクーバ 王女様の手箱 ヴォイテックの冬作物 若かったわたし クリーメックの息子戦後ポーランドは壊滅的な国を必死で建て直した。その頃物資も資…

今日は、12人の赤ちゃんのまえで、えほんのじかん。

片山健の作品より だーれもいない、だーれもいない おやすみなさい こっこさんの2冊をいっしょに読む.私がおかあさんとお話ししたりした後、絵本を読む時にはなるべくおかあさんといっしょに読むようにしている。 その方が赤ちゃんの心に響くと思うから。や…

ねこのえほん

猫が出てくる絵本は案外ねずみの絵本より少ない。(というのは、まちがいだったか)それでもねこのつよさ、かしこさというものは絵本の中によく現れている。今、猫も飼えないような家に住みながら、、、いぬや猫や他の動物が人間と友達である良さをつたえら…

ぼくにげちゃうよ

THE RUNAWAY BUNNY Margaret Wise Brown著、1970年にRoberta Brown Rauchがテキスト更新 Clement Hard絵、いわた みみ訳もともと、この絵本が印刷された当時、カラー印刷はかなり高価であった。そのため、絵本の印刷の時カラーページが限られていたと思われ…

かやねずみの巣

かやねずみという体が五センチ位ののねずみの絵本は幾つか出ているのですが、今日郊外の田んぼに稲刈りに行った所、そのかやねずみの巣が見つかりました。写真を下に載せておきます。 かやねずみ、野ネズミの絵本は以外と多いのですが、かやねずみの住む環境…

母の友

母の友、という雑誌がある。 母の友、幼い子を持つおかあさん、おとうさんに。子どもに関わるすべての人に。という副題。 毎月一回一日発行、福音館書店。表紙はこのところ、酒井駒子さんが描く子どもだ。 2008年8月号を手にとると、 特集は 体験を受け…

ともだち がまくんとかえるくん

アーノルド・ローベル(Arnold Lobel, 1933年5月22日ー1987年12月4日 アメリカ がまくんとかえるくんの優しい思いやりと友情は教科書にも採用されているとおり。ほのぼのとした二人の生活はこどもたちによくつたわる。 特に「おてがみ」を書いて、返事が来る…

読書の秋

読書の秋、読書週間など10月は読書をすることになっている。 こどもたちは、新しい読書カードをもらって、何冊読むか競争したり、お母さんにはんこをもらったりして、とにかく毎日、読書しないといけない状況に追い込まれる。子どもが希望しているのが、た…

バートン

ちいさいおうち バージニア・リー・バートンVirginia Lee Burton, 1909年8月30日 - 1968年11月15日わたしにとっては、ちいさいおうちの作者、バートンですが、振り返ってみるとバートンの本をいろいろと、幾度となく読み夢中になったことを思い出します。ち…

ひとまねこざるとおさるのジョージ

H.A.レイドイツ生まれのユダヤ系ドイツ人であったが、戦争が始まりパリに滞在したもののパリへドイツ軍がせめて来るにあたり国外へ脱出しアメリカに移住した(wikipedia参照) H・A・レイのCurious George は世界中で大変な人気作品と成りましたが、人気が高…

ポケットのたからもの

R.コーディル作 ネス絵 三木卓 訳 あかね書房アメリカの新学期は初秋ですので、一年生になる農場育ちの男の子ジェイが、一週間位まえからそわそわしていて、学校が始まるという日にひとりでスクールバスに乗る時、ポケットの中にコオロギを入れて行くという…

いとうひろし

1957年東京生まれ、代表作に「ルラルさんのにわ」ほか、絵ではオバケちゃんシリーズ(後述)などこのところ、おさるのシリーズを1年生に読んでみたいと思っています。講談社の小学一年生からのどうわのシリーズ 「どうわがいっぱい」はひらがながよめるよう…

ハイジ

ハイジ 上下巻 岩波少年文庫子どもの頃、ハイジの裏番組が宇宙戦艦ヤマトでした。兄弟喧嘩を思い出します。私が幼稚園の頃、近所の方から戴いた本の中に文庫本のハイジがあり、えんぴつをもってふりがなを大人に聞いてはじぶんでふりながら、読んだことがあ…

よるのびょういんから、さるのおいしゃさんまで

おいしゃさんにいくのがすきなこどもってあまりいないですね。でも、よく行く所なので子どもたちは大変興味を持っています。さて、絵本にも様々なお医者さんの話が出て来ます。おいしゃさんで50冊位、はいしゃさんでも50冊位はあるようです。全部は紹介…

30分で

昨日の図書館のえほんのじかんは、強風と小雨のなか行われた。図書館の方もカードや机を用意しながら、何人来るかしらと心配そう.時間通りに来たのはたったの2人。 台風の前の日だもの。鳩時計がなってからぽつぽつと子どもが増えて来た。1こすずめのぼう…

おはなしのじかん 絵本の会の事

わたしの参加している絵本の会について話します。私がともだちに誘われてこの絵本の会に仲間入りさせてもらって12年半かな、早いものですね。もともとはある幼稚園のお母さんの絵本の当番が発展してこのサークルはできたと思います。おそらく25年以上の歴…

わたしの一冊 熊本子どもの本の研究会

熊本子どもの本の研究会は1983年発足の会。詳細はhttp://www.kodomonohon.com/1971年発足のびわの木文庫からひまわり学習会、熊本子どもの本の研究会とつづく横田幸子さん(代表)をはじめとする人々の活動は1子どもの本と読書のについて理解を深める 2お…

ロアルド・ダール

ロアルドダール 1916−1990 子どもの心をいつまでも失わない作家 チャーリーとチョコレート工場は2度に渡って映画化されている。20巻と特別なダールについての本2巻の合計22册にも及ぶロアルドダールコレクションが近年発行されたので是非読んで頂きたいと思…

オクセンバリー

ヘレン・オクセンバリーは、1938年イギリスサフォーク州生まれの作家。幼少より絵の才能を認められ、美術学校に通い休暇には舞台芸術の会社で塗料を混ぜる手伝いなどをしていた、このことが影響して舞台美術を志す。衣装デザインを学び始めたが衣装デザイン…

よるくま 酒井駒子

酒井駒子 東京芸術大学卒業 絵本のしごとで花開いた時の人。 よるくまが出たとき、幼稚園児とその親にも後、独身女性にも大ヒットしたのだけれど、ひねくれてたわたしはちょっと離れてそれを見ていた。でも、原画のある絵本展にも行ったんだよね。本当に綺麗…

おひさまがあはは 前川かずお

おひさまが あはは おおきなきが あはは と、次々登場するものがみんな笑っているゆかいな絵本です。きょうは3ヶ月位から7ヶ月までの赤ちゃんに読ませて頂きました。一人のこどもが頭のバランスを取りながら、必死で這って来て私が読んでいるページの角をひ…