ハイジ

ハイジ 上下巻 岩波少年文庫

子どもの頃、ハイジの裏番組が宇宙戦艦ヤマトでした。兄弟喧嘩を思い出します。

私が幼稚園の頃、近所の方から戴いた本の中に文庫本のハイジがあり、えんぴつをもってふりがなを大人に聞いてはじぶんでふりながら、読んだことがあります。一日に難行か読むともう疲れて、別の本をとり、ハイジは次の日となってしまうのですが、文語調のハイジを今もう一度読めたら良いのにと懐かしく思い出します。

おそらく、親の世代の方でもハイジのアニメをよく見たという方は少なくなって来ていると思います。断片的にクララが立つシーンとか、おじいさんがチーズを暖炉の火でとかしてパンに載せるシーンとかをテレビで見ている方はたくさんいらっしゃることでしょう。

お子さんに声を出してハイジのどの場面でも読んであげて下さい。おさないハイジの考え方や、真面目な所が文章にも良く現れているので、子どもたちには想像し易く、面白いと思います。

山の美しさ、山の風景が無いことの淋しさを感じられる地域にお住まいのお母様も、山が見えないことが普通の街暮らしのお母様も、ハイジの世界を読んで聞かせておくと、きっといつかスイスの風景を体験したりテレビや写真で見た時に、このお話しを思い出してくれると思います。


ハイジ (上、下) (岩波少年文庫 (106)) ヨハンナ・シュピリ、マルタ・プファネンシュミート、 上田 真而子訳 (単行本 - 2003/4)

ハイジ〈上、下〉 (福音館文庫) J. シュピーリ、パウル ハイ、Johanna Spyri、 Paul Hey (2003/3)

ハイジ (福音館古典童話シリーズ (13)) (単行本)
J・シュピーリ (著), パウル・ハイ (イラスト), 矢川 澄子 (翻訳) 1974