村上春樹の絵本(翻訳:CVカールスバーグ著作)

たいせつな友達が相武台のアメリカ空軍基地に勤務していた。日本から転勤になる時、二人で基地のレストランに行って日曜の昼食を最後に別れた。冬に私を思い出したら絵はがきをちょうだい、おそらく定年になったらひとりで、north poleの空軍基地のそばに一生住むから。わたしのなまえ、NorthPole Alaska USAできっと届くから。
今年こそはそこに居るはずと、Loftにカードを買いに行く。
村上ワールドといわれる本の静かで淋しい感じがあう人もあわない人も 急行「北極星号」は読んで欲しい.美しい日本語に訳されている。早く読まないと、クリスマスがやって来るから。アメリカの子どもにとってこのおはなしがどんなに大切か、日本の私にはわからないけれど、アメリカ人の友達は皆うっとりとこの本を褒める。私も、クリスマスが近付いてだんだんわくわくして行く気持ちはすこしわかる。そしてクリスマスまで犠牲を払いなさいといったシスターたちの顔を思い出す。
村上春樹さんは、毎年絵本を翻訳しておられる。毎年一冊きちんとだすのが、ほんとうに素晴らしいと思う。

名前のない人 CVオールスバーグ作絵 村上春樹訳 河出書房新社
魔術師アブドゥル・カザツィの庭園


急行北極星号 クリスヴァンオールスバーグ著 村上春樹訳 絵本2003年

2ひきのいけないあり CVオールスバーグ著絵、村上春樹訳 ほるぷ出版

まさゆめいちじく クリスヴァンオールスバーグ著 村上春樹訳 絵本河出書房新社1994年
魔法のホウキ クリスヴァンオールスバーグ著 村上春樹訳 絵本河出書房新社1993年
いまいましい石 クリスヴァンオールスバーグ著 村上春樹訳 絵本河出書房新社2003年
さあ、犬になるんだ クリスヴァンオールスバーグ著 村上春樹訳 絵本河出書房新社2006年