クリスマスのまえに2

もうすこしクリスマスの本を紹介しましょう。

11 サンタさんからきたてがみ たんのゆきこ作 垂石真子絵 福音館書店 森の郵便屋さんのねずみがあるひ雪の上で転んで手紙を雪の上に落とします。急いだ物の、一通の手紙の宛先が雪でにじんで読めません。さあどうしよう。たくさんの動物が優しい表情でねずみをみまもります。そして予想外の手紙の無いようにビックリするやら喜ぶやら。

12 大判 ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス ジャネット アルバーグ 作 アラン アルバーグ絵 Janet and ALlan Ahlberg 佐野 洋子 訳 子どもたちに大人気の「ゆかいなゆうびんやさん」のクリスマスの物語。
ゆかいなゆうびんやさんと同様に本の中に手紙の入るポケットがついていて、そこから手紙を出しては読み進みます。この仕掛けがとても気に入る子どもが多いのですが、手紙が紛失し易いので注意が必要です。(万一のため、コピーをとっておく事をお勧めします)正直、この価格でこの本が出せるのは驚き!(同じ本で、大判ではないのが有ります、こちらは封筒サイズの本なので持ち歩き用にぴったりです)

13きかんしゃトーマスクリスマスパーティー オードリー作まだらめ三保訳 
トーマスはキンドリーさんと仲良し。クリスマスパーティーにキンドリーさんを招きたいと思いましたがあいにくの大雪でキンドリーさんは家に閉じ込められてしまいます。トーマスはどうするでしょう。トーマスのシンプルで優しい心が心温まる本です。

14よるくまクリスマスのまえのよる 酒井駒子作絵 
クリスマスの前の夜、おかあさんにしかられたぼくはこう思います。ぼくはおかあさんにしかられたから、クリスマスはこないかもしれない。そのよる、よるくまがやってきてぼくとおはなしするのですが、よるくまはくりすますをしりませんでした。そこでぼくがおしえてあげるのです。月刊MOEに掲載されていたおはなしの単行本化。

15 ペッテルとロッタのクリスマス エルサ ベスコフ 作絵, Elsa Beskow ひしき あきらこ 訳 福音館書店 2001年 ベスコフの3人のおばさんの絵本シリーズの3冊め。スウェーデンのクリスマスの様子が絵からよく分かります。
16 やかまし村のクリスマス アストリッド リンドグレーン 作 イロン ヴィークランド 絵 Astrid Lindgren, Ilon Wikland おざき よし 訳 ポプラ社 やかまし村の子どもたちのシリーズの小説のクリスマス絵本。スウェーデンの子どもたちの人気の作品

17ロッタちゃんとクリスマスツリー アストリッド リンドグレーン 作 イロン ヴィークランド 絵  やまむろしずか訳 幼年絵本どうわ 偕成社 あの、ロッタちゃんのクリスマスはどんな事になっているんでしょう。
18  クリスマス人形のねがい ルーマー ゴッデン 作 バーバラ クーニー 絵 Rumer Godden, Barbara Cooney 掛川 恭子 訳 岩波書店
おもちゃ屋さんのショウウィンドウが描かれた表紙には、それを見上げる女の子が一人。女の子は施設に住んでいますが、ほかの子は皆クリスマスの休暇に親戚の家などに行ってしまいます。アイビーと言う女の子は行き先が泣くお留守番。また、おもちゃ屋さんのショーウィンドーに並ぶおもちゃたちは、みんなクリスマスまでに誰か、子どもたちの家に行きたいもの。おもちゃたちはドキドキと売れる順番を待っているのです。そんなときに子どものいないおとなが現れます。「人形の家」のゴッデンのストーリーに「ルピナスさん」「にぐるまひいて」のクーニーがあたたかい絵を描いて人に与える幸せをときます。
19 クリスマス (単行本)バーバラ クーニー 作 安藤 紀子 訳 長崎出版
クリスマスについて子どももおとなも知っておいて欲しい知識を易しく説明した本で、絵本ではない。表紙に礼拝の奉仕をする子どもが描かれていて美しい。

20さむがりやのサンタレイモンド・ブリッグズ 作絵, すがはら ひろくに 訳 福音館書店1974年
イギリスのサンタクロースの様子を描いた絵本です。朝は紅茶を飲んで、年末になると始まる自分の特別な仕事に文句を言いながらもきっちり務めて、家に帰ると自分のクリスマスの用意をする、親しみ易い所が子どもたちに読んでやると非常にうける本です。読み聞かせながら、クリスマス位真面目な物を読んで静かにしたい気持ちとの葛藤が有るのですが、サンタクロースのために飲み物とお菓子を用意して眠る子どもの様子を知って、我が家ではずっとクリスマスイブにはココアとクッキーを玄関先に用意して眠る習慣が続いています。