絵本選びの参考書2 メモ

昨日紹介した本から、メモを残そうと思う。
1クレヨンハウス 絵本town読者のおすすめ絵本ガイド 2007年 1600円
クレヨンハウスの絵本通信販売 ブッククラブ絵本の本棚 25年の歴史からうまれたクレヨンハウス通信をまとめた本。

赤ちゃんというくくりで谷川さん

谷川俊太郎インタビュー
「赤ちゃん絵本というと、ものの名前を教えるようなものがよくありますが、アレは言葉を覚える年頃のための絵本だと思います。大人というのはこの辺どまりで、そこから先にはなかなか戻れないという事でしょうね。あとは、しつけぽかったり。そういったものは大人の立場で、こどもの立場で書かれたものではないんですよね」

「赤ちゃんはまだ文字を持っていないのだから、お母さんが赤ちゃんをあやすような、意味を超えた愛情の形としての言葉が良いと僕は思っています。そういう声の柔らかさや暖かさが赤ちゃんにとってはすごく大事だと思うので、絵本を作るときにもそういうスキンシップ的な声を持つ言葉にしたいとおもっています」

「赤ちゃんと絵本を読む大人は、教育なんて言うスケベ心は捨てた方が良い。赤ちゃんというのは、生きていく事が面白くてたまらない存在です。一緒にいると大人も失ってしまった生きる喜びを回復できる、そんな気持ちで一緒に読んでほしいですね」
(すべて、月刊クーヨン2002年4月号より)

谷川俊太郎の あかちゃんえほん
もこ、もこもこ 文研出版
まり  クレヨンハウス
にゅるぺろりん クレヨンハウス
かいて かいて クレヨンハウス
んぐまーま   クレヨンハウス
とこてく    クレヨンハウス
ぼぱーぺ ぽぴぱっぷ クレヨンハウス
ふたり     クレヨンハウス

小学生に読んでもちゃんと通用する本であると、私は思う。

赤ちゃんにおすすめ絵本 と購入者からのお便り
もこもこもこ
あおくんときいろちゃん
ぎゅっ オールズバラ 徳間書店
もみじちゃんとチュウ 村上康成 ひかりのくに
びりびり 東君平 ビリケン出版
ぞうのボタン うえののりこ冨山房
ぽぱーぺぽぴぱっぷ クレヨンハウス
でんぐりでんぐり あかね書房
おひさまあはは
にこちゃん 南啌啌 アリス館
わんわんわんわん
かおかおどんなかお 柳原良平 こぐま社
がたんごとんがたんごとん 安西水丸 福音館書店
きんぎょがにげた 五味太郎 福音館書店
んぐまーま 福音館書店
おててがでたよ 林明子 福音館書店
おつきさまこんばんは 林明子 福音館書店
めがきらきら、はながぴくぴく、みみがひらひら、はがかちかち(4冊、くどうなおこ
ぴょーん まつおかたつひで ポプラ社
はるだね ながのひでこ ポプラ社
リトルアイ 駒形克彦 偕成社
じゃあじゃあぴりびり まついのりこあかちゃんのほん2 偕成社

愛の絵本というくくりで瀬川さん

瀬川康男 インタビュー
「発想のもとはとくになくて最初の場面の絵とことばが、ぱっとおもいついたから、その流れにしたがって描いていっただけ。いつもそうするとなんとか様になる。略 ねこにねずみはつきものでしょう。単純な話だれでも考える事だよ。だけどこれを出したときには赤羽先生にくやしがられたよ、「あやつに、またやられたー」って」

「実はこどもの事を考えて描いた事はなくて、自分が描きたいものを描いてそれをこどもが偶然受け取ってくれたら良いなと思うだけ。でも、こどものほうが、じょうずにうけとめるということはあるな。こどもはココロの底で、受け止めるよね」

「こどもの本の中心テーマは、愛だよね。人が生きていく一番の目的  というより、それがあるからこんなつまらない世の中でも、生きていくんだよね」

瀬川康男の 絵本
ふたり  冨山房 1981年
ちょっときて 小学館 1996年
ひな  童心社
ひなとてんぐ 童心社

(デビュー作は1960きつねのよめいり。ふしぎなたけのこ、いないいないばあ ことばあそびうた といえば、だれもがよんでいるはずである)
(月刊クーヨン2003年2月号より)
愛の本
ちょっときて
ふたり
おおきなき
しろいうさぎとくろいうさぎ ガースウィリアムズ
100万回生きたねこ 佐野洋子
きつねのおきゃくさま あまんきみこ二俣英五郎 サンリード
どんなにきみがすきだかあててごらん
セレスティーヌ ガブリエルバンサン BL出版
ふたりでしゃしんを ガブリエルバンサン BL出版
だくちるだくちる はじめてのうた ベレストフ作 長新太絵 阪田寛夫文 福音館書店
ネコとクラリネットふき 岡田淳作 絵 クレヨンハウス
はくちょう 内田麟太郎 いせひでこ絵 講談社
ことりを好きになった山 エリックカール 偕成社
だいすき 田島征三
ユックリとジョニジョニ 荒井良二 ほるぷ出版
すき ボガッキー セーラー出版
わたしとあそんで マリーホールエッツ
ごめんねともだち 内田麟太郎 降矢なな 偕成社
みんなともだち 中川ひろたか 村上康成絵 童心社
いいこってどんなこジーンモデジット 冨山房

のりもの絵本というくくりで、渡辺さん

渡辺茂男、インタビュー

大学卒業後、ニューヨーク市立図書館に勤務、慶応大教授を経てこどもの本の仕事に専念
くまくんの絵本シリーズ、もりのへなそうる、エルマーのぼうけんシリーズ、どろんこハリーシリーズ、おさるのジョージ シリーズをてがける。2006年没

「ぼくは、こども時代を静岡市で過ごしましたが、とうじは車は街に何台も走らない訳です。だから車が走っていると、こどもたちが後をついて行ったり、道路工事ですごい車がくると工事の間中取り囲んでみていたり。消防自動車がテストなど絵動くと言えば、それを誰かこどもが見つけて皆であつまって見物したり」

「高速のサービスエリアでひとの車をじろじろ見たり、走っている様子を見れば、「ああ、一生懸命走っているな」とか「富士山の裾野をどんな気持ちで走っているんだろう」とか本当に車が生きているように感じるのです。車が擬人化できるのはそれぞれに個性があるからでしょうね。特に長年使われている車や、ある使命を持っている車には想像力を刺激されます。一台ずつに顔があるでしょう?だからつい運転手さんに話しかけちゃうんですよ」

「以前は車は男の子のもので下が、今はかわりましたね。アメリカにいたころ、家でティーパーティーをしましょう、というと90歳のおばあさんが車を運転してくるのです。ショックでしたがああくるまってそういうものだと思ったんですよ。行き方の幅を広げる道具なのですね」

月刊クーヨン 2002年9月号
渡辺茂男の のりものえほん   あかね書房
ぼくひこうきにのったんだ    あかね書房
ぼくれんらくせんにのったんだ  あかね書房
ぼくじてんしゃにのれるんだ   あかね書房
月夜のじどうしゃ        講談社
くるまはいくつ         福音館書店
しょうぼうじどうしゃ じぷた  福音館書店
とらっく とらっく とらっく  福音館書店
ちびっこタグボート ハーディー・グラマトキー作、渡辺茂男訳 学習研究社

のりものえほん
しょうぼうじどうしゃじぷた
ずかん・じどうしゃ
のってのって
マットくんのしょうぼうじどうしゃ ピーターシス作 中川ひろたか訳 BL出版
じどうしゃくるるん まついのりこ 偕成社
るるるるる 五味太郎 偕成社  (ヘリコプター)
みんなとぶぞ ささきまき サンリード
まつげの海のひこうせん 山下明生 偕成社
ごろごろににゃーん 長新太 福音館書店
バムとケロのそらのたび 島田ゆか 文渓堂
さんりんしゃにのって とよたかずひこ アリス館
ロッタちゃんとじてんしゃ リンドグレーン 偕成社
でんしゃえほん井上洋介 ビリケン出版
でっかいあかいバスがきた ジュディ ヒンドレイ作 ベネディクト絵 評論社
エンソくん汽車に乗る スズキコージ 福音館書店
ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ いわむらかずあき 偕成社
でんしゃがくるよ シャーロット ヴォーグ 竹下文子訳 偕成社 
みどりの船 ブレイク咲く千葉茂樹あかね書房
なつのあさ 谷内こうた 至光社
ガンピーさんのふなあそび
はたらきもののじょせつしゃケイティー バージニアリーバートン作いしいももこ訳 福音館書店
いたずらきかんしゃちゅうちゅうバージニアリーバートン作 福音館書店
きかんしゃやえもん 阿川弘之作 岩波書店
こんにちはトラクターマクスくん

以上、つづきはまたこんど