児童文学
ハリーポッターとともに過ごした10年間が終わってしまう。 図書館の本棚の隅で、忍耐強く待っている世界文学全集だの、過去の栄光をまだ信じている本に、そっとちいさな読者が来て、古い匂いのするほこりっぽい重い本を持ち上げ、扉を開き、そして鉛の印字…
4月27日から5月9日まで東京松屋銀座店において島田ゆか&ユリアヴォリ絵本原画展 バムとケロ、ぶた(SIKA)の世界 がひらかれます。詳細は http://www.matsuya.com/ginza/topics/110420_ehon/index.html カナダ在住の島田ゆかさんによる絵本で、一見しっかり…
1997年の秋だった。 アメリカで子ども時代を過ごしたという友人が私たちをthanksgivingに招いてくれた時、HarryPotterのペーパーバックを貸してくれた。「すっごく面白いし、多分、辞書無しで読めるから」「うん」 ホントは、大学の授業以来自分の楽しみのた…
まだらめ三保さんというお名前をはじめて意識したのは、横長の装丁の機関車の絵本のシリーズ、三だいの機関車や機関車トーマスのシリーズの絵本(イギリス原作)が人形アニメーションとなって、その写真絵本「きかんしゃトーマスのアニメ絵本」が発売になっ…
美しいハンナ姫 マリアケンジョジーナ(1905-78)作(再話?)足達和子訳 岩波少年文庫153美しいハンナ姫 盗人のクーバ 王女様の手箱 ヴォイテックの冬作物 若かったわたし クリーメックの息子戦後ポーランドは壊滅的な国を必死で建て直した。その頃物資も資…
寺村輝男(1928年11月8日 - 2006年5月21日) 王さまシリーズで大変な人気を博した作家自分勝手でやんちゃな王様の生活を描いた王さまの本にどれだけ子どもたちが支えられた事でしょう。小学校の図書室に欠けてしまった王さまのほんを調べて補充購入をお願い…
図書室に寄付する本を本棚からえらんでいました。 後ろから子どもが、「ねえ、おかあさんうちって本100さつぐらいあるの?」 「え??」 「じゃあ、棚の一つだけで良いから数えてご覧」 「1、2、4、6・・・このたなに30さつ」 「うん、同じだけこの…
講談社の「どうわがいっぱいシリーズ」のひとつ。低学年向けの書籍である。 家にはもう低学年の子どもはいないのだけれど、私がハマってしまい図書館から借りては、子どもたちに勧めて読ませている。爽やかな色の、はっきりとしていて明るい絵柄に、わかり易…
ゆうたくんちのいばりいぬ シリーズ全11巻じんべいのえにっきポチと12人のともだち りっぱないぬになるほうほうもしぼくが犬の学校に入ったらいぬうえくんがやってきた くまざわくんのところに、いぬうえくんがやってきていっしょにくらしはじめるまで いい…
まだらめ三保さんというお名前をはじめて意識したのは、図書館で横長の装丁の機関車の絵本のシリーズ、三だいの機関車や機関車トーマスのシリーズの絵本(イギリス原作)を借りていた頃でした。 3だいの機関車」 (汽車のえほん (1)) ウィルバート・オードリ…
ロアルド・ダールは、こどもたちに教育をする時により個人的な教育をするべきだと考えていた様ですが、マチルダが教養の無い親に反抗してこっそり図書館に一人で毎日通い、自分の持てないような大きな本を毎日閉館まで読み続けるという部分には、彼の考える…