まだらめ三保さん
まだらめ三保さんというお名前をはじめて意識したのは、横長の装丁の機関車の絵本のシリーズ、三だいの機関車や機関車トーマスのシリーズの絵本(イギリス原作)が人形アニメーションとなって、その写真絵本「きかんしゃトーマスのアニメ絵本」が発売になった時のことでした。文章をまだらめ三保さんがやっておられました。
当時、ひらけポンキッキ(?)のコーナーでお姉さんが絵本を読んでくれると、とつぜん実写式アニメのトーマスに切り替わるやり方で、森本レオさんのナレーションに切り替わるのも斬新でした。
お姉さんがおはなしが始まりますよ、と子どもに導入してアニメや劇にきりかわるのは、ダットくん(おかあさんといっしょNHK)以来でしょうか?とても子ども達にとって、わくわくする始まり方でした。
まだらめさんが手がけられたトーマスの絵本は、写真ですのでビデオに通じる所が有って、子どもが親しみ易くていいし、本の大きさが電車に乗って読むのにちょうど良いのでお出かけに鞄に入れるのにぴったりでした。遊びに来た子どもにお下がりで差し上げたりしてうっかり散逸したのが残念でなりません。トーマスの本はロングセラーの本になると思っていましたので、重版がもよりの書店に並ぶことを期待し、古本を捜したいと思います。
さて、子どもが小学生になって、お姫様シリーズを読み始めました。図書室で毎週借りてくるんです。
こんな可愛いお姫様の本ばかり借りて、って最初は思いましたが、どっこいこのお姫様、ただの姫じゃないんです。
読んでみて楽しさがすごくわかりました。おひめさま、こんなおひめさまになってみたいと子どもたちは思うでしょう。
おひめさまシリーズ まだらめ三保 作 国井節 絵 ポプラ社
おひめさまそらをとぶ 1985年
城の外の子どもたちが楽しそうに見えるお姫様は、ある方法を使って塀の外へ脱出し、子どもたちとお友達になります。
おひめさまがっこうへいく 1986年
あるとき、むこうからおなじふくをきたこどもたちが、あるいてきます。みんなどこへいくの?がっこうだよ、こどもたちはみんながっこうにいくきまりなんだ。そこでおひめさまもがっこうにいくことにします。
おひめさままいごになる
おひめさまパトカーにのる
おひめさまおうじさまにあう
おひめさまおたんじょうかいにいく
おひめさまテレビにでる
おひめさまえにっきをかく
おひめさまたからさがしにいく
おひめさまケーキをつくる 1990年
おひめさまのくにでは、サンタさんは双子でした.ところがあるとき一人がサンタさんをやめて出て行ったので、残った一人のサンタさんは毎年大忙し.もうサンタをやめたくなってしまいます。そこで、おひめさまはサンタさんの双子の弟をさがすことにしました.
おひめさまかいものにいく
おひめさまるすばんをする
おひめさまキャンプにいく
おひめさまおすもうさんになる
おひめさまおひるねをする
おひめさませんせいになる
おひめさまおうじさまにあう2003年
おひめさまおたんじょうかいにいく2003年
おひめさまおまつりにいく
おひめさまおかあさんになる
おひめさまがにわであそんでいると、あぶあぶ、とこえがしてあかちゃんがあとをついてきます。なにをきいてもあぶあぶ、なあかちゃんをおひめさまはせわしはじめます。